2020.01.30

横浜ウッドの匠技(ナツメマグ)編

こんにちは
大切な家族のために毎日の食卓に安心で安全な食器を。。。。
という思いから、木製食器の製造・販売をしている
YOKOHAMAWOODスタッフです。

今日は、お客様に「すごい!」って言っていただくことの多い
横浜ウッドの職人『匠技』について書いてみたいと思います。

 

↓私たち横浜ウッドについて↓

”横浜ウッドだから“ここまでできる職人の匠技についてご紹介します。

ナツメマグ

↓これです。

さて

見た目は何の変哲もない【マグカップ】に一体どんな『匠技』が隠されているのでしょうか。

 

☆「匠技1」使用する部材とその技法

平均樹齢70年以上の大きな野生のナツメの木をくり抜いて作成しています。

小田原漆器の伝統技法は、【ろくろ】で丸く、くり抜きます。

片手で持っても軽く

両手で持ってもしっくり手になじむ形状なので持ちやすくなっています。

内側の底も丸くなっているので、最後まで飲みやすく

スープなどをスプーンで飲むときも最後まですくいやすいんです。

 

24時間煮沸して、導管を洗浄します。その後薬剤を一切使わず、1年以上かけて天然の乾燥をしていきます。

また、ジーンズ等と同様で、洗浄すると体積が小さく縮むので縮んだ木材が元の大きさに戻るまで自然乾燥させる工程があります。

この工程を養生と言います。

体積が元に戻ると繊維の間の空気の部屋が大きくなるため、呼吸が深くなりタンニンが多く分泌されます。

タンニンは抗酸化力が強く、多く分泌されることで強力な防腐処理と同等の効果を得ることができます。

つまり、木製食器の天敵であるカビや腐食を防ぐことができるということです。

これも伝統技術と知恵を活かした【匠技】です。

 

☆「匠技2」取っ手がない

このマグには取っ手がありません。

 

普通マグカップというと取っ手のついたコップをイメージされる方が多いと思います。

取っ手がない理由は、接着剤などを使わないためです。

「匠技1」にも書いてありますが

横浜ウッドのナツメマグは【ろくろ】で作製しております。

【ろくろ】成型とは伝統技法の1つで、高速回転する機械に木地を取り付けて、自作の刃物で一気に挽いていく技法です。写真のような機械を使って作っていきます。

この技法は挽物技能と呼びます。この挽物技能、左右対称(シンメトリー)にしか作れません。

高速回転する木に刃を当てて、削って形作るからです。つまり、この技法では取っ手付きマグは作れません。

 

左右非対称のものをつくる場合は…

上の写真は、くり抜き2段弁当箱を文字通りくり抜いているところです。

 

上記のくり抜いて研磨成形する製法は、マグに取っ手を付けることもできますが、非常に手間と時間がかかります。

結果として、価格が高騰してしまい、日用品の価格をはるかに上回る事になります。

では、価格を上げずに取っ手があるマグを作る方法…ほかにあるでしょうか?

そうです。接着剤でくっつけちゃう製法です。

カンタンに取っ手がついちゃう方法です!

でも横浜ウッドは、安全の理念から化学的な接着剤を使用しません。

弁当箱も何でも1枚板から作るんです。マグも同じでわざわざ取っ手を接着したりしません。

だからあえて取っ手を作らないんです!

あえて言えば伝統的に取っ手はいりません!

理由は次の項目をご覧ください

☆「匠技3」断熱性が高い

断熱性が高い(繊維の塊なので空気の層が防熱します)ために

温かい物は温かいまま。冷たいものは冷たいまま。

漆器は熱が伝わりにくいので、持っても熱くならないのです。

冷たい飲み物も水滴がつきにくいので

「匠技2」のように取っ手を付けたり作ったりする必要がないんです。

温かくても冷たくても保温性が保たれるので

一年中毎日 季節問わずご愛用頂けるフリーカップです。

ナツメマグ2

・朝一のお白湯に

・ホットコーヒー

・お茶

・ポタージュスープ

・冷たいビール

・焼酎…etc

飲み物以外にも

・フルーツヨーグルト

・アイスクリーム

取っ手もなく、シンプルなつくりなので何を入れても楽しんでお食事いただけます。

☆「匠技4」美味しい状態で

珈琲や紅茶は淹れたてが一番おいしいんですよね。

これって淹れてから時間が経つとどんどん酸化していってしまうので風味が落ちちゃうんです。。。

でも陶器やガラス器で淹れたてを飲もうとすると熱すぎてやけどしちゃいますね

口を付ける部分が熱いと正しい味覚の判断が出来なくなってしまう。。。

漆器は前項「匠技3」のように断熱性が高いものです。

口を付ける部分が熱くならないので飲み物を空気に触れて酸化する前に飲むことができます。

これは漆器の本当にすごいところで、陶器やガラスにはない断熱性を備えています。

☆「匠技5」漆6回塗り

マグ全体に漆を6回塗っています。

なぜ漆を塗るのか

漆は体にも環境にも優しい天然塗料です。

天然漆は耐水性、耐久性が高く

・抗菌作用

・防腐作用

があって、その効果は絶大なんです。

しっかりと乾いた漆は

酸・アルカリ・塩分にも強いため

匂い移り 色移りもしません。

そして漆は水をよくはじくので、水切れも良く洗って自然乾燥であっという間に乾燥します。

丁寧に拭いてあげればさらに長持ちします。

もちろん油分の多い物でもお湯で洗うとカンタンにキレイ落ちます。

上の写真は

ニンジンジュース(カロチンの色素沈着)に漬けた実験の様子です。

※どちらも横浜ウッドのスプーンの作成途中のものです。

左のスプーンには目止めを(目止めとは繊維質の穴を埋めて耐水性を高めるための工程で、純粋漆と瓦土という焼しめて殺菌した土を塗り込むことです。)

右のスプーンにはなにもしていません。

右のスプーンにはニンジンジュースが染みてしまっていますね(色素沈着)。

木の繊維質の穴に水分が浸透してしまっている様子です。

この水分が腐食やカビの原因になります。

さらに、このニンジンジュースに含まれるカロチンは、自然の顔料=ペンキのような作用として

使うたびに色素が沈着してしまいます。

目止めのみでこんなに絶大な効果があるのですから

漆の6回塗りは強固ですね。

 

横浜ウッドの「匠技」がぎっしり詰まった【ナツメマグ】です

⇒ナツメマグの商品ページはこちらから

直径:約8.8㎝

高さ:約9.5㎝

満水容量:約277ml(すりきり)

 

ナツメマグの詳しい記事はこちらから

 

365日使える 天然木で作った限定の木製マグ

2019年2月 発売の新製品「ナツメマグ」持ちやすさ、洗いやすさ抜群!

365日使いたいフリーカップです。

 

★★合わせて読んでほしい 横浜ウッドの匠技シリーズ★★

 

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