蔵出製品について、
楽しみにして頂けたり、前から探してくださっていた製品だったり
お喜びの声を陳列毎に頂いております。本当に嬉しいです!
補償用に残していた製品、今後の製作用の資料として保管していた製品、
少しだけ在庫が残ってしまい、卸カタログに掲載できなかった製品などなど
蔵に保管される理由は幾つかあるのですが、まだまだ蔵出製品はあります
ので少しづつ陳列したいと計画しています。
本当は一気に陳列したいのですが、とにかく作業数が多く
通常業務の合間にやっていますので…ご容赦頂けますと幸いです。
本日で第3弾ですね。以下は前回までの蔵出製品特集記事のリンクです。
蔵出製品発売の経緯。製品特性等も記載しておりますので、是非ご覧くださいませ。
発売から数日で完売した(TOMATO畑でも想定外の速さで完売してしまった)当時の名称 【タップリドンブリ】 です。
2012年発売でした。このあたりの製品は、即完売で入手が困難な状況になってしまったので、覚えてくださっている
皆様も多いかもしれませんね。
直径が約18㎝の大型丼なのですが、もちろん継ぎ接ぎ接着など一切なしの1枚板から作っています。
そのため当時も(そして今も)限定数で製作せざる負えない製品カテゴリーになっています。
※1枚板で作る製品は、その直径の約3倍以上の太さの木が原則として必要になるからです。
写真2枚目のように、高台(足)を敢えてカットしたデザインにして容量を増やしています。
あと、自然乾燥でも乾きやすい水はけ効率を設計思想にしてデザインされています。
◆ タップリドンブリ × ウルシ色2 ・ ダークブラウン色1
2014年から去年の夏頃まで製作していた 【あったかどんぶり】 です。
こちらも大人気で今もお問い合わせを度々頂いている製品なのですが…
現状の保有材木の太さでは追加や後継品も作れず…な状況です。
直径約17㎝になります。上のタップリドンブリから約1㎝だけ小さいです。
当時1番太い材木で作ったのですが、17㎝が限界の最大サイズでした。
この部分もTOMATO畑の強いこだわり部分なのですが、
どんなに人気でも接着した板材等を一切使用しないため、太い野生の木が入った時にしか
こういうサイズ感の製品が作れないんです。あれば売れる等の営利至上主義に惑わされず、
TOMATO畑創業時からのルールを徹底して守っているからこそ、皆様に必要として頂ける
と認識しているからです。
タップリドンブリとは違い、高台(足)がある形状にロクロ成形しています。
しかし高台内側の彫りを浅くして、水はけ効率は高めている設計です。
◆ あったかどんぶり × ウルシ色2 ・ キナリ色3
こちらは2012年に製作していた 【ラウンドタイプ椀】 になります。
TOMATO畑食器をご愛用頂ける皆様から、「ご飯椀も作ってほしい!」というご要望を頂き、
手に持ちやすい、指がかかる形状のお椀を作ったのが、このラウンドタイプ椀でした。
※もちろん汁椀にもご使用頂けます。あくまでも指がかかりやすい形状デザインです。
幾度もの試作を繰り返して今は 【ほのぼのご飯椀】 がご飯用の新作になっていますが、その元祖的な存在ですね。
今でもこの形状がオシャレと言って頂ける方が多いモデルでもあります。モダンで特徴的な形状です。
色なのですが、2012年当時は、ウルシともう1色はこのベンガラが主でした。
弁柄と書くのですが、赤土です。昔から着色に使われている赤色の伝統的な自然材料になります。
◆ ラウンドタイプ椀 × ウルシ色10 ・ ベンガラ色3
2011年~2012年に製作していた 【カレースプーン】 です。
名称の通り、ディナーサイズのスプーンですので用途は万能性が高いです。
特色は何といっても栗の木で作っているところですね。
栗の木は、繊維質が豊富で目が詰まっているので、耐水性が高いんです。
昔は家の土台、線路の枕木、電信柱などなど…みんな栗の木だったのですが、耐水性の高さが主な理由です。
あと繊維が詰まっている=粘り強くなりますので、しなりにも強くて折れにくいという、
まさに食器に適した素材、それが栗の木なんです。木目もカントリー調で可愛いですよね。
なかなか栗の木は入ってこなくて、2012年以降は楓の木を主にするようになりました。
◆ 栗の木カレースプーン × ウルシ色2 ・ ナチュラル色8
補足:ほかほかスプーンの後継製品は、現在製作中になります。続報は追って当ブログで公開予定です。
これが…意外と物凄く使いやすいんです!栗の木で作った 【リーフスプーン】 です。
このあたりの製品は、私が入社する前なので…7年以上前になりますね。
もともとは、レンゲをオシャレにできないかな?というところから、当時取組みさせてもらっていた有名セレクトショップさん
数社さんの納品ラインナップの1つとして企画されていたうちの1つだそうです。
今は上の方で書いたラウンドタイプ形状のお椀や、このリーフ型も見かけるようになりましたが、こういう既存と全く違う
デザインを生み出し続けてきたのも、TOMATO畑の歴史の1つですね。
※ちなみに木の葉状に見える形状から、社内でリーフ型と呼ばれるようになりました。
主にリゾットやスープが主になる形状用途でデザインしているのですが、これが…実際は色々な料理に使える万能性。
すくいやすい、持ちやすい、この使用感はお使い頂けないと伝わらないかもしれないオススメ製品です。
私の自宅でも4本を長年使っています。
◆ リーフスプーン × ウルシ色2 ・ ナチュラル色2
蔵出製品はダイレクトストアでも、目印として以下のマークを付けてみました。
このマークがついた製品は、蔵出の1点物かごく少数の在庫のみとなっています。
蔵出製品…まだまだ沢山あるのですが、とにかくダイレクトストアにアップする作業が
凄く手間がかかっていますので…
一気にではなく、
週に1回~2回位ペースで少しづつ陳列していけたらと考えています。
製品の寸法等々、詳細は各製品の販売ページを御参照ください。
蔵出製品に関しては、現行の製品群と違い以下の点にご注意いただけますと幸いです。
1.塗装の色濃度、重さ等、在庫の数が大変少ないため揃える事が出来ません。かなりの個体差が発生致します。
2.全て未使用品にはなりますが、企画会議等で採寸を繰り返したりした関係上、細かい打痕等があります。
3.過去の完売製品とは、現在の為替や製作コストの都合上、価格設定を変えております。
以上の点を事前にご理解頂きました上で、是非ご検討くださいませ。
最後に「〇〇はありますか?」等のお問い合わせを頂けたら、蔵出製品を陳列後にメールで
「こういう製品を発売開始しました!」等のお知らせをさせて頂きます。お気軽にご一報ください。
※お取り置きや、〇〇を今すぐ探して下さい等のご依頼は個別にお受付が難しい人数で運営していますので、ご了承頂けますと幸いです。