新作の開発秘話を、文字通り工房視点で語るこのシリーズ、TB’s こだわりPOINTの続きです。
上の画像、右側赤線の「この角度と高さ」にご注目ください。
え?どこがこだわりなの??普通っぽいけど??
そうですよね。そう見えますよね。
全然違うんです!
見出しの画像を再度ご覧ください。一緒に検証しましょう!
上段が新作。
下段が2014年に発売して全て完売した1つ前の定番椀たち。
足(高台)の違いをご覧ください。赤丸の部分です。何が違いますか?
そう!高さです!
2014年の製品たちのほうが、純和風ではなくて、和洋中等の食ジャンルを問わない可愛い形をしていますよね?
つまり…足が短いと可愛い!そして食ジャンルを問わない!
後述しますが、洗浄後の自然乾燥時、足が短いと水はけが良く、長いご使用中に腐ったりカビが生えたりしにくい
という、安全面での大きなメリットもあります。
上段の新作をもう1度見てください。では、なぜ足を長くしたのか…ですよね?
これ…持ちやすさが向上します。
ここで重要なポイント!
一般的な汁椀のように長くし過ぎると、純和風になり過ぎて色々な食で楽しみにくい!←これです。
去年、この高台の試作を何度も何度も重ねて、デザイン面での素敵な長さと、和に振り過ぎない幅を研究したんです。
あと高台を、なるべく真っ直ぐに仕上げる事も重要なポイントです。裾拡がりに作ると、急に和の印象まっしぐら。
これは画像だとなかなか伝わりにくいと思いますが、現物をご覧頂けたら「おお!なるほど!」と感じて頂けるはずです。
次にこの高台の中にご注目ください。
上の画像、高台の中の深さが…これまた大きなポイントなんです!
足を最適な長さまで残してみた分、水はけ効率が悪くなってしまいますので…
敢えて彫りを浅くしています!
この点はお使い頂けると、本当に「乾きが早い!」と実感して頂ける大きなポイントです。
あと私たちTOMATO畑では、自分たちの製作工程が安全ならそれでいいという目的ではなく
ご家庭で使って頂く際の安全面をつねに話し合ってきました。
安全=実用食器じゃないと意味がない。
結果として、毎日安全にお使い頂ける(腐食やカビを防ぐ)大きなポイント
=水はけが良い&乾きやすい形状の訳です。
ちなみに汁椀の形状なのですが、なぜ口を付ける部分が外側に広がっているか、分かりますか?
これは、傾けて液体物を飲む際に、あまり角度を付けなくても器に残らないようにしているんですね。
上の画像は2014年の完売済み製品ですが、分かりやすいですよね。(→お椀の用途毎に違う形状の意味はこちらの記事も)
この完売済みの「そりわん」は大変ご好評を頂けましたので、この口周り角度や形状は【ほのぼの汁椀】に受け継がれています。
その後、最近の製品に入れている刻印TBについて、
さらに今回から始める特別品のご用意についても記事にしていく予定です。
【今回登場したTOMATO畑食器】
※製作数の約3%~5%程度しか発生しない、天然の染み、節、傷が無い部位で
作られた希少な個体を今回から特別価格で販売致します。詳細は次の記事に記載致します。
※専用のサイズで特注したギフト箱に封入しラッピングした贈答用です。
【新製品の発売開始日】
現在はお手伝い頂いている皆様と洗浄、検品、包装の最中なのですが、
ある程度準備が完成したら、発売を開始していきたいと計画しています。
4月8日(金)夕方から発売開始←開始しました
4月11日(月)から順次発送開始
上記の予定で発売できるようにがんばります。
4月7日追記:新作の発売記念キャンペーンを期間限定開催!詳細は以下のリンクから。
→4月17日終日まで!オマケキャンペーンの詳細ページはこちらです。