先日のイベントでも、日々のお問い合わせでもすごく多いのが
Q.「TOMATO畑食器を初めて使う時、どの食器がお勧めですか?」
よくご質問頂きます。そして凄く嬉しい質問だったりします。(重要な事だからです。)
ちなみに、この色々なご質問にお答えしていくコンテンツ記事…バンバン増やす予定です!
TOMATO畑としては、安全に関わる木製食器について、発祥になっている工芸技術について何より専門性を自負しています。
だからこそ日常の木製食器に関する疑問を、論理的にバンバンお答えしていくコンテンツ…情報価値をご共有頂けるのでは?
と思っています。ネット記事は残りますしね。疑問に思った時、答えをTOMATO畑公式サイトに残していきたいという訳です。
では本題、ご質問にお答えします。
まず予備知識として、こちらをご覧下さい。
農林水産省さんのサイトです。
黒枠で囲んだ部分をお読み下さい。(→農林水産省さんの上のページはこちらから)
早食いは肥満に繋がるという記事なのですが、肥満の件は後述するとして
1回の食事で620回噛んで、約11分をかけるのが現代平均。 という事です。
例えば、お箸。
よく噛む人で1口20回が平均と言われています。つまり1食で31回を口に入れる事になります。
よく噛まない人では、1口10回として62回を口に入れる訳です。
このように噛む回数、また食器(箸やスプーン)が1度にすくえる量にもよりますが
圧倒的にお箸は口に入れる回数が多くなります。
さらに付け加えると、溶出度(食器から溶け出す物質とその量という尺度)で考えた場合、汁椀やスープボウルはその使用目的から
温かい液体を入れる頻度が高くなります。つまり溶出頻度も高くなる訳です。
という事で、
Answer.「お箸と汁椀をまずお試しください!」になります。
TOMATO畑食器はまず安全性を目的に製作していますので、使用頻度が高い食器から優先して頂ければというオススメです。
※あとはディナーサイズの ほかほかスプーン と ほかほかフォーク も同じ理由で初めにオススメです。
お箸は、入手している原生の木が無くなっちゃったので在庫限りの楓の木シリーズと
梨の木で3パターンの長さを製作しています。あと長すぎて追加が作れない限定さいばしです。
ちなみに豆知識。上は無垢の状態の箸です。これが漂白ではない自然の白さです。
あと上の農林水産省さんも書いているのが、咀嚼とダイエットの因果関係。
よく噛んで食べると満腹中枢が正確に働く結果、余計に食べてしまうのを防ぐ。これが基本的な論理ですね。
このよく噛んで食べる時に、実はとっても重要な事があります。
食器によそう量と1口で運ぶ量です。
TOMATO畑では、マクロビオティックの皆様にご愛用頂いている経緯から、
各食器の適正容量を若干少なめに設定して製作しています。
もちろん、モリモリに山盛りすれば器の適正容量を大幅に超えてしまいますが、
木製食器の美しさは、例えば7~8分目によそう木の器が最も美しく見えます。
この事実を知って頂いていると、木の食器を使う時、必要以上に盛ってしまう事もなく適正な美しい量を、
適切な回数で咀嚼頂ける事になりますよね。
食育でも食養でも同様な事が言えるはずです。もちろんダイエットにもなりますしね。
見出しの写真ですが、そんなまず初めにお試し頂きたいお椀たちの画像です。
実は食器棚にこうやって重ねて収納頂いた時の美しさも検討して製作しています。写真は素人の私が撮ってこの美しさ。
※次回以降に、このお椀たちのそれぞれの用途も書いてみたいと思います。
上にも書きましたが、TOMATO畑の各お椀は、美しく食事を楽しめる適正量で製作しています。
それ以上によそう必要がある料理には、右に写っている こどんぶり(主にご飯物) や 限定そりわん大(主に汁物) を
用途別に製作しています。
まとめます。
Q.初めて使うならどれ?
A.お箸とお椀です。あとディナーサイズスプーンとフォークもオススメです。
そして上の食器の容量は料理の内容にもよりますが、本来あるべき1回の食事分になる設定で製作しているため
食養でも食育でもダイエットでも、目安として使いやすい!という事です。
【今回登場したTOMATO畑食器】
→お椀の一覧(まず汁椀・そして用途により小型の丼がオススメです)