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2025.10.23

新製品:限定製品の詳細・発売開始日等のお知らせ【2種】

2025年11月4日、製作要望の多い2種の新製品を、ダイレクトストアにて発売スタート致します。(弊社のイベント販売では、以下日程にて先行販売を実施致します。)弊社工房には日々、多数の製作要望をお寄せ頂けます。本当に光栄です。皆様のお声を伝統技術で環境共存と共に、現代食に適したリデザインにてお届け致します。

 

・限定品2型のオンライン発売日:2025年11月4日0時

 

 下記の出店イベントにて先行販売を実施致します。 

 ・10月25日~26日:アースガーデン秋2025 

 ・10月25日~26日:アウトサイドフェスティバル昭和記念公園 

 ・10月29日:二子玉川ストリートマーケットふたこ座 

 ・11月1日~15日:たまプラーザTERRACE 

※その後の出店イベント&催事・ポップアップストアでも完売まで販売致します。

 

詳細は以下をご確認いただけますと幸いです。

⇒10月イベントスケジュール一覧

 

 

 

この度、新開発した製品は以下の2型となります。以下のリンクをクリック頂けますとダイレクトストアの製品ページをご覧頂けます。規格詳細や価格等はぜひ、リンク先の販売ページをご確認頂けますと幸いです。以下では、1つ1つの製品に全て文化的な意味や樹木種の違い等の連綿とした技術研鑽の意味が有り、簡単ではありますが、コダワリ満載の製作意図を読み物としてご紹介させて頂きます。

 

・アカシアボウル

    

用途について:

過去に完売した人気製品の復刻版です。大変お待たせいたしました。再販のご要望がとても多く、長年をかけて素材となる材木の用意が出来ましたので、限定数になってしまいますが復刻いたしました。

お伝えしたいのは、大変贅沢な巨大1枚板のボウルです。そもそも弊社の根底技術である小田原漆器箱根細工技能は椀のロクロ成型に端を発し、特に大型の鉢で技術の粋を表現してきました。昔ながらの鉢ではなく、横浜ウッドでは、機能美を今に伝える事から環境保全と技術継承を目的としており、フチには類を見ない外側への返し形状を設け、指掛りをよくしています。その返しにより、食のジャンルを問わないデザイン線も表現しています。高台を排した水捌けの良い構造も特徴です。アカシアの木は表情がとても豊かですから、漆塗膜から透けて見える木目の表情もお楽しみ頂けます。巨木1枚板からロクロでくり抜いて作る大変贅沢な限定品です。弊工房自慢の逸品をお届け致します。

アカシアボウルはサラダ等のみならず、温かい料理にも最適です。汁椀と同じく、漆6回塗りをしておりますので、耐熱性にも優れており、手に持っても熱くなりにくい断熱性、熱を逃がさない保温性、漆器だからこその魅力が多数ございます。贅沢なラーメンドンブリのようなご用途もとても美味しく、楽しんで頂けるはずです。

素材について:

アジア圏(主に中国南部)の農薬散布などが一切されていない野生林の森林保護観点から伐採される木材のうち、極まれに伐採できる巨木のアカシアの木を使用しています。横浜ウッドの食器は全て1枚板から製作しています。 接着剤による継ぎ接ぎ材ではありません。そしてこのアカシアの樹木種は花や蜜も食用される品種です。木の色は中心部程濃い茶色となりますが、外側に向けて様々な色が混ざり合う表情豊かな木です。適度な堅さと粘りで耐水性が高い樹木種です。大変贅沢に素材を使用して巨大な1枚板で大型ボウルに限定使用致しました。野生の木材は規格が揃っていないことも要因の一つとして、現代では商品として材木流通することが減少し、焼却されたり、森林ごと放置されてしまい野生森林の荒廃につながっています。横浜ウッドはこうした「もったいない木材」を活用して環境保全と共に、伝統工芸やそれに類する技術の国際提供と再活性化を目指しています。

一説にはアカシアの木はノアの箱舟に使われたという伝承がございます。繊維密度が高く食器にもとても適した木材であり、その塗膜には日本の伝統技法の拭き漆を施したボウルです。

 

⇒アカシアボウルの製品ページへ

 

 

・布巻ナツメマグ

 

      

用途について:

過去に完売した人気製品の復刻版です。形状は過去のナツメマグと同一ですが、伝統の布巻、神事に使うとされる麻布を巻いて漆塗りで仕上げる技法を要所に施して、デザイン性だけではなく、由緒ある技法で強度を向上させました。持ちやすく、そして長年のご愛用でも割れにくい。文字通り、麻布を巻いてその上から漆を幾重にも重ねて塗っていく事により、巻いた部分はより強度が増すという古から伝わる技法です。

再販のご要望がとても多く、数年をかけて素材となる材木の用意が出来ましたので、限定数になってしまいますが復刻できました。

YOKOHAMA WOOD by TomatoBatake がスタートして初のマグカップの復刻版となり、布巻を施してリニューアルしています。製作主旨から、最も需要が高いお椀系製品の部材を野生材で確保して、最低で 1年以上天然乾燥(養生)させるため、なかなかマグにまで回せる部材が少ない状況でしたが、あまりに復活要望が多いため、約5年ぶりの製作となります。野生木の特性を最大限に活かし、繊維質の空気層が持つ保温断熱性を体感して頂くため、敢えて持ち手を付けていません。しかし熱々のコーヒーも、お茶も全然大丈夫。手で持って体感して下さい。これこそが本来の伝統です。漆6回塗りにより、耐熱性も高く、過去に度々限定製作してきたマグ形状 で、最も汎用性の高い、即完売した2014年形状&2020年形状を復刻致しました。有害物溶出が皆無なマグで、美味しく伝統技術をお楽しみ頂きたいです。

素材について:

野生の木でも比較的に太く育ちやすいナツメの木を使用して、全て1枚板から製作しています。 もちろん接着剤による継ぎ接ぎ材ではありません。ケヤキの木の木目に似た美しい年輪をお楽しみください。

 

⇒布巻ナツメマグの製品ページへ

 

 

製品化要望を頂ける、ご愛用の皆様に心から御礼申し上げます。大変お待たせ致しました。以下のバナーからもダイレクトストアへ入る事ができます。宜しくお願い致します。

発売は2025年11月4日0時からです。ポップアップイベント等では先行販売を実施予定です。