先日の東京朝市アースデイマーケットにお越し頂けた皆様、本当に有難うございました!
日頃からご愛用頂いている皆様、最近お知り頂いた皆様、会場で初めて聞いて下さった皆様
色々な方々と出会えて、たくさんのアイデアと製作継続の原動力を頂けました。
車に積める量の制限で、ほぼ蔵出製品(ウェブの陳列が大変な細かい在庫製品)や
ご使用には全く問題ないけど、節や当て傷が目立つ製品等々、現物をご覧頂きつつの
販売が必要な製品といったラインナップになっていました。
皆様にブースであれこれ選んで頂けて、楽しんで頂けたのが何よりでした!
もう少し蔵出品もありますし、来月も出店できたらと思っています。御礼申し上げます!
※次回は6月25日になります。(→東京朝市アースデイマーケットさんのサイトはこちら)
さて本題です。
今日は先日予告いたしました 【ミューズリースプーン】 のTBスタッフ活用術!をお届けしたいと思います。
お読み頂けると、「なるほど~!」な製作の大きなポイント満載の工房視点記事です。ぜひご覧くださいませ。
まず見出しの写真です。ミューズリースプーンの名称通りの使用例になりますね。
有機玄米フレークを、 【元気セット】 の器で食べているところです。
ちなみに元気セットの器は、以下の写真Aの器が最適な容量です。元々がお子様向けのセット企画なのですが、
元気セットの特集記事でも記載しました通り、大人用の膳にも使える企画なので、このようなミューズリーの器も
容量、すくいやすさの使用感、バッチリの相性になっています。(→元気セットが膳にも使える特集記事リンク)
話をミューズリースプーンに戻します。
元々開発した経緯は、社内の女性陣が朝食にミューズリーを食べているので、専用のスプーンが欲しい!と
複数希望があったんですね。でも当時、ほのぼのスプーン(完売)と 【おやつスプーン】を製作している最中で、
ちょうどよい長さの木材が少ししかなく、上の2型の製作時に少しづつ寸足らずと寸余りの木材をためて作った
という経緯があります。そのため170本弱しか作れずに、当時の主販売の方法だった卸売カタログにも掲載
するほど数が無く、そのままお蔵入りしてしまったという…超使いやすいのに不遇な製品でした。
※下の写真が、寸法等分かりやすいですよね。
スプーンと言っても用途は、長さだけではなく、各部の形状で使用感が物凄く変わってきます。
上の写真、ほかほかスプーンは一般的に言うディナースプーンサイズです。
対しておやつスプーンは一般的に言うコーヒースプーンサイズになります。
真ん中サイズはミューズリースプーン。
でも長さの違いだけではありません!
写真に①②③と振ってありますよね。
①上下のスプーンに比べて口幅を少し広めに設計しています。
これは、ミューズリー、スープ、リゾット等もすくいやすくするため、口の長さは短くして、幅を長く出しているんですね。
②③柄の太さを少しだけボリュームを出しています。
これは、上下のスプーンよりも、用途としてすくう動作が多くなるために柄のボリュームを残して手に吸い付くような
形状にしています。③も同じ理由で、シェイプするように削り出しているんです。
上の写真は横から撮影したものです。
上で書いた①の内容がより分かりやすいですよね?口部分の長さを短めにして横幅を拡げているのですが
合わせてミューズリースプーンは、口の角度が結構上に向いています。より長さがある、ほかほかスプーンが
緩やかに上に向いていく形状と比べ、グンと上を向く感じですね。
→この角度と口幅がスープ系料理のすくいやすさを決める大きなポイント!
写真に振っている②の部分も、上で書いた②③の内容がより分かりやすいですよね。
柄のボリュームを最も出しています。1番盛り上がっていますよね?
→このシェイプ&ボリュームこそが手に吸い付くように持てる大きなポイント!
という事で、持ってみるとこんな感じです。
すくいやすい!もちやすい!
という訳です。
色々なスプーンやフォークを長年製作していると、こういう細かい部分の形状差で、
使用感がかなり違う事も研究しています。
特にこういう用途のスプーンって、毎日かなり使いますよね?
だからこそ、驚きの使いやすさをぜひお試し頂きたいです。
特に元気セットの器は、こういう用途でも万能性が高いですので、合わせてお使いになってみてください。
納得の使いやすさだと思いますよ。
【今回登場したTOMATO畑食器】
TBスタッフの食器活用術記事が増えてきましたので、まとめ記事のリンクも記載致します。
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