SNSで情報配信中

2015.11.09

Q&Aシリーズ:お椀は形毎に用途が違うの?(実は違うんです)

まず先週末の「やまと産業フェア」にお越し頂いた皆様、そして関係各社様に御礼申し上げます。

 

上のブースで2日間、ご案内させて頂きました。

地場産業を知って頂くという主旨ですので、ご来場の皆様にどれだけ木の食器の安全についてご興味を頂けるか、

全くの未知数でしたが…予想以上に多くの皆様にご共感と応援のお声を頂けました。

行政の大和市さん含め、この会でつながった皆様と改めて別の機会にも発信できる機会を頂けましたし、

ヘルスロードさん、そして皆様に心から御礼申し上げます。有難うございました!

 


さて本題です。

製品説明欄に記載があるだけなので、度々頂いておりましたご質問、

先日のフェアでも皆様に頂きましたご質問なので、早速記事にします。

 

Q.「お椀って、それぞれの形で用途が違うんですか?」

 

いきなりAnswerから。

A.実は明確に用途別に作っています。

 

 

まずこちらの画像をご覧下さい。

 

定番製品の そりわん です。

画像の通り、反っているから そりわん という名称なのですが、こういうカーブを描く形状を昔から反り型と言います。

 

なぜ反っているのでしょうか?画像を少し傾けると分かりやすいので、斜めに回転してみます。

 

口に運んだ際の角度を画像を傾けて表現してみましたが、

そうなんです。あまり急な角度まで持ち上げなくてもスープが残りにくいんですね。

 

つまり そりわん は、汁椀用(スープ用)に作っています。

 

 

次にこちらの画像をご覧下さい。

 

定番製品の つぼみわん です。

画像の通り、高台に向けてつぼんでいるから つぼみわん という名称なのですが、この形状は昔からある形ではありません。

 

TOMATO畑食器をご愛用頂ける皆様は、大半が安全に対するご評価とご共感からですので、

ご協力頂いているあらゆる団体様も一様に安全に厳格な皆様ばかりです。結果として…

 

ご飯椀もTOMATO畑で製作して欲しい!

 

というご要望が多くて製作した形状になります。元来は木の食器って汁椀のイメージが強いですよね?

TOMATO畑の創業から守っている理念とルールゆえに誕生した木のご飯椀なんです。

分かりやすい画像も載せておきます。

 

つぼんでいる部分が指にかかって持ちやすいという訳ですね。

 

 

次にこちらの画像をご覧下さい。

 

定番製品の まるわん です。

画像の通り、まるいから まるわん という名称なのですが、こういうカーブを描く形状を昔から丸型と言います。

 

まさにお椀の基本形です。先に記載した そりわん と つぼみわん どちらの特長も適度に併せ持つけど特化していません。

 

つまり まるわん は、汁椀にもご飯椀にもという方向けの兼用椀なんです。

 

 

 

もちろん、上記は最適な使用例としてご紹介しており、

用途は皆様のアイデア次第で多様に変化します。

あくまでも、最もご使用頂きやすい形状を、目的別に開発してきたらこういう形状になったという訳です。

 

 

あと「なんで足(高台)が短いの?」等も度々ご質問も頂きます。

実はあの足の角度等で、水はけを良くして腐食やカビを防ぐ効果があるんですが、

今回の記事の続編として、ドンブリの用途記事やちびっこシリーズの用途別記事も書く予定です。

その際に合わせて、細かく画像付きでご紹介させて頂きます。

 

 

まとめます。

Q.「お椀って、それぞれの形で用途が違うんですか?」

A.「そりわんが汁椀、つぼみわんがご飯椀、まるわんが兼用椀です。」

 


【今回登場したTOMATO畑食器】

 

◆ 定番のお椀3種

→そりわん

→つぼみわん

→まるわん

 


【追記】

 

先日、追加製作が困難な旨、記事に致しました。→次回製作は実現出来ても2017年という記事のリンク

 

野生素材の入手状況や現在の為替等々、製作継続には困難が山積していますが、

あの記事から更に完売してしまった各製品群含め、追加製作は現状予定すら立てられない状況です。

 

その後も「次回入荷まで待ちます!」等のご厚意溢れる本当に嬉しいお問い合わせを複数頂いてしまい、

心苦しいのですが、再度ここに書いて公開致します。次回製作は現状予定すら立てられない状況です。

そのため1年以上お待ち頂くご予約や入荷連絡等のお受付も全て休止しております。心よりお詫び申し上げます。