2015.10.07

試しに色々な木で作ってみました(実験です)

今月以内に発売を予定している限定そりわん大。製品の詳細は先日公開した記事をご覧下さい。

→ドンブリの後継”限定そりわん大”の記事

 

 

今日はこの限定製品を使い、面白い実験記事 を書いてみます。

木が好きになって頂けるかもしれない試みです。お子さんにも読んでもらいたいですね。

見出しの写真をご覧下さい。

 

 

同じ形状の製品を、敢えて違う品種の木で作ってみたんです。

左:今回発売を予定している素材であるナツメの木

中央:日本人になじみ深いケヤキの木

右:ターナーやしゃもじでも使っているクリの木

 

大きな写真で見比べてみましょう。

(お取扱店の皆様へ:背景を切り抜いた画像も今日明日以内にご提供させて頂きます。)

 

こういう事もTOMATO畑が製作会社だからこそ出来る事なのですが、

この実験のためだけに、ケヤキの木とクリの木で1つづつ(この世で1つだけ)作ってみた訳です。

 

 

まずナツメの木とケヤキの木を比べてみて下さい。

…どうでしょうか?

 

似ていますよね!木目が!!

そうなんです。ナツメの木とケヤキの木はとても繊維構造が似ているんです。

 

TOMATO畑では、ケミカルの可能性皆無なアジア圏の原生林の、しかも焼却されてしまう木々だけを

使って作っています。これは頻繁に書いている事ですが、つまりは木の品種を指定できない訳です。野生だからです。

 

日本の食卓になじみ深いケヤキの木に似たナツメの木を、現在野生で入手できる木の種類から敢えて選んで使用

しているんです。あと比較的にナツメの木は太い木々が多いのも器物の素材にしている理由です。接着剤で付けた

継ぎ接ぎ材を使用しない=太い木が必要だからですね。

 

 

次にクリの木の木目をご覧下さい。

…どうでしょうか?

 

 

木目が濃くて、より野生的な見た目ですよね。

実際に栗の木は繊維質が豊富で繊維が絡み合って詰まっている=耐水性が高いという貴重な素材です。

線路の枕木や、昔ながらの水車の素材、日本の木造家屋の土台に使われていた事からも、耐水性が

極めて高い事が分かります。

 

物凄く食器に適した素材なのですが…お読み頂いている皆様の中で、

もし田舎のご出身でしたら思い出して頂けるかもしれませんが、栗の木は野生でも太い木があまり無いです。

結果として、器物のような体積が大きな物は作りにくい素材です。

そのために ターナー や しゃもじ のような細長い製品に使用しています。

 

素材が違うだけで見え方も違い、そして素材毎に特徴があります。

木は全て「木」と言いますが、木の種類で同じ「木」でも全然違うんです。

 

 

あともう1つ、大切な共通点があります。

TOMATO畑食器に使われている木の種類ですが、

ナツメの木(実が食べられます)

カエデの木(樹液:メイプルシロップが穫れます)

クリの木(実が食べられます)

ナシの木(実が食べられます)

 

原生林の焼却されてしまう木々の、更には食用になる実や樹液を採取できる、その原木から作っているんです。

細かい事ですが、こういう論理的にご納得頂ける製作方針の数々こそが、皆様のご共感に繋がっていると思っています。

 


今後はこういう、まさにハンドメイドな1品物もダイレクトストアがあるので、作ったら販売ページに掲載していきたいと思います。

基本的に文字通り1点物になりますので、たまにご覧頂いた時に、掲載されていたらラッキーという感じでご検討ください。

(そりわん大のワンオフ品は、ケヤキと栗の木で作った1つづつだけです。通常品ともに販売ページを設けます。)

 

ちなみに、異素材ワンオフとは別に試作したこちらの製品(高台の形状を修正する前のワンオフ品)

右の黒色は、黒すりと言います。

漆に黒松の煤を入れる伝統技法の着色なのですが、

私が凄く気に入って「今の食卓にこそかっこいい!」と声を大にして意見していたのですが、

社内の主に女性陣の声で却下されました。見た目が重いと。

 

こちらの試作は、私がサッサと持って帰って既に使用していますので…販売出来ないのですが、これぞスタッフの役得ですね。

もの作り企業は本当に良いですよ。

自分が欲しい物を1ジャンルでも作れちゃうって…物凄い事ですよね。

今の時代こそ、もの作り企業の魅力を感じてほしいです。

 

→そりわん大の販売ページはこちらです。

→そりわん大のワンオフ1点物販売ページはこちらです。