2022年10月17日、製作要望の多い2種の新製品を、ダイレクトストアにて発売スタート致します。(弊社イベント販売でも並行販売致します。)弊社工房には日々、多数の製作要望をお寄せ頂けます。本当に光栄です。皆様のお声を伝統技術で環境共存と共に、現代食に適したリデザインにてお届け致します。
・限定品2型発売日:2022年10月17日0時
・10月15日:TERRACEマルシェ
・10月16日~21日:二子玉川ストリートマーケットふたこ座
上記の出店イベントでは先行販売を実施致します。
※その後の出店イベント&催事・ポップアップストアでも完売まで販売致します。
この度、新開発した製品は以下の2型となります。以下のリンクをクリック頂けますとダイレクトストアの製品ページをご覧頂けます。規格詳細や価格等はぜひ、リンク先の販売ページをご確認頂けますと幸いです。以下では、1つ1つの製品に全て文化的な意味や樹木種の違い等の連綿とした技術研鑽の意味が有り、簡単ではありますが、コダワリ満載の製作意図を読み物としてご紹介させて頂きます。
2022年10月17日追記
当製品のギフト対応について:
誠に申し訳ございません。サイズがとても大きな製品である事と、製作製造が本門のため、オンラインダイレクトストアは直接購入をご希望の皆様向けに若手スタッフが修行の合間に運営しております事と合わせまして、当製品は、ギフト対応(有料ギフト袋・熨斗・ギフト箱・無料ラッピングサービス等の全て)のご用意が出来ておらず実施いたしておりません。ギフト対応のご用命は一切お受付できません事、ご容赦頂けますと幸いです。
素材について:
アジア圏(主に中国南部)の農薬散布などが一切されていない野生林の森林保護観点から伐採される木材のうち、極まれに伐採できる巨木のアカシアの木を使用しています。横浜ウッドの食器は全て1枚板から製作しています。 接着剤による継ぎ接ぎ材ではありません。そしてこのアカシアの樹木種は花や蜜も食用される品種です。木の色は中心部程濃い茶色となりますが、外側に向けて様々な色が混ざり合う表情豊かな木です。適度な堅さと粘りで耐水性が高く、現行のまな板にも使用している樹木種ですが、大変贅沢に素材を使用して巨大な1枚板で大型ドンブリに限定使用いたしました。野生の木材は規格が揃っていないことも要因の一つとして、現代では商品として材木流通することが減少し、焼却されたり、森林ごと放置されてしまい野生森林の荒廃につながっています。横浜ウッドはこうした「もったいない木材」を活用して環境保全と共に、伝統工芸やそれに類する技術の国際提供と再活性化を目指しています。
塗装は純粋漆を6回重ね塗りする伝統的な拭き漆の技法で製作しています。原木・加工・塗装まで化学薬品は一切使用しません。漆の匂いが気になる方には脱臭方法もご紹介しています。製品はお使いのたびに繊維質内部にたまった匂いは軽減され、やがて無臭になります。
用途について:
オンラインダイレクトストアの完売品内に限定アカシアボウルがございます。あまりに貴重木材ゆえにすぐ完売してしまいましたが、上述の通り全ての木材に環境保全と安全性の妥協を許さず誇りを持って製作していますので、どれだけ再販ご希望のお声をいただけましても継ぎ接ぎ材等も一切使用しないため製作ができませんでした。この度、満を持してアカシアボウルとほぼ同一サイズのドンブリを限定製作いたしました。あまりに多数の大型丼(一合サイズの現行ナツメドンブリの容量を超えるサイズ感)の製作ご希望をいただいてきたためです。特にお伝えしたい事は、大変贅沢な巨大1枚板の大型ドンブリであるという事です。そもそも弊社の根底技術である小田原漆器箱根細工技能は椀のロクロ成型に端を発し、特に大型の鉢で技術の粋を表現してきました。昔ながらの鉢ではなく、横浜ウッドでは、機能美を今に伝える事から環境保全と技術継承を目的としており、形状は類を見ない高台で指掛りをよくしています。これは現行のケヤキ椀、ナツメドンブリの形状と同様で、揃えてコーディネートをお楽しみいただけるデザインにしています。伝統の技術を現代の食卓に。食のジャンルを問わないデザイン線こそが皆様の食卓に伝統の機能美をお届けできるはずです。アカシアの木は表情がとても豊かですから、漆塗膜から透けて見える木目の表情もお楽しみいただけます。巨木1枚板からロクロでくり抜いて作る大変贅沢な限定品です。弊工房自慢の逸品をお届けいたします。
※アカシアボウル販売時に多数のご質問をいただきましたので注記いたします。当製品は温かい料理にも最適です。汁椀と同じく、漆6回塗りをしておりますので、耐熱性にも優れており、手に持っても熱くなりにくい断熱性、熱を逃がさない保温性、漆器だからこその魅力が多数ございます。そして贅沢なラーメンドンブリ用途としてだけではなく、サラダボウルのような使い方も楽しんでいただけるサイズです。
素材について:
アジア圏(主に中国南部)の農薬散布などが一切されていない野生林の森林保護観点から伐採される木材のうち、比較的に太く育ちやすいナツメの木を枠に使用しています。 日本の漆芸文化においてとても馴染み深いケヤキの木の木目に似た美しい年輪・木の表情がナツメの木の特徴です。そして底板には大変貴重でなおかつ高級木材であるタモの木を使用しています。タモの木は弾力に富み、各種用途に昔から使用されている木です。建築、家具だけではなく、食器用途としても耐久性が高く、美しい木目を拭き漆の技法により、目で見てお楽しみいただける素材です。現行の切立オーバル皿、切立マル皿にも使用しています。野生の木材は規格が揃っていないことも要因の一つとして、現代では商品として材木流通することが減少し、焼却されたり、森林ごと放置されてしまい野生森林の荒廃につながっています。横浜ウッドはこうした「もったいない木材」を活用して環境保全と共に、伝統工芸やそれに類する技術の国際提供と再活性化を目指しています。
塗装は純粋漆を6回重ね塗りする伝統的な拭き漆の技法で製作しています。原木・加工・塗装まで化学薬品は一切使用しません。漆の匂いが気になる方には脱臭方法もご紹介しています。製品はお使いのたびに繊維質内部にたまった匂いは軽減され、やがて無臭になります。
用途について:
2016年に完売して以来、多数の再販ご希望をいただいてきたのがランチョンマットとして使用できる配膳型トレーです。2016年以前、自然食レストランさんやセレクトショップさんでの導入等もあり、大変な人気をいただきました。そもそものコンセプトは、現代の食卓に箱膳のような一膳をご提案したく、現行の製品群は、「必要な物を必要な時に必要な数だけ」揃えていただくと、実は現在の食卓にフィットする一膳のセットになるというラインナップを展開しています。その一膳を、現代風のランチョンマットのような用途を模して使える配膳兼用トレーにしたのが当企画です。更に側面には指掛りをよくする持ち手彫りを施し、角には私たちの技術根底である小田原漆器箱根細工伝統の補強(寄木に類する技術)を用いています。お使いいただける皆様を想い、使いやすさや耐久性を研鑽し続けた機能美こそが本来の伝統技術であり、数百年の時を超えて皆様にご愛用をいただき、そうして受け継がれてきたのが私たちの技術です。ミニマリストな暮らし。サスティナブルな暮らし。一膳文化はその最たる美しい形です。その一膳を支えるランチョントレー。約8年をかけて適した木材を入手し養生させました。大変貴重な自信作です。ご家族分を揃えてご愛用ください。特に小さなお子様向けや自助食器目的でご使用いただける場合、食べ物をテーブル上にこぼしてしまった後に、お子様がついパクっと食べてしまったなどもあるかと思います。このトレー上でしたらテーブル上と違い、安心です。
製品化要望を頂ける、ご愛用の皆様に心から御礼申し上げます。大変お待たせ致しました。以下のバナーからもダイレクトストアへ入る事ができます。宜しくお願い致します。※発売は2022年10月17日0時からです。ポップアップイベント等では先行販売を実施致します。